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映画に

見たものについての覚書 印象をピンで留め置くように

イコライザー(2014/アメリカ)アントン・フークア

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こういう内容で132分は余分に感じる。基本センチメンタルな描写が挿入されるために余分を食っているのじゃないか。それが必要なのは動機的に主人公が初犯者だからで、カットを細かく割りつつ(というより余分なショットで誤魔化しつつ)、迷っているふうや悩んでいるふうを演出したように見せかけて、それを表現しているように見える。あとは恐らく必殺仕事人よろしく、殺しの手口にアイデアを盛り込むのが見せ場になっているらしいだけに、短時間で完遂するはずの殺しが逆に冗長に描写されているようにも感じられてしまう。それらによって結果的に尺が伸びたんじゃないのか。(それでも省くところはじつはかなり省いているのにもかかわらずスマートな感じがしない。)
圧倒的に強い主人公というのは時に映画に登場するけれども、そのケレンが演出のケレンにしか見えないのは失敗だと思える。審美的な画面でそれを表現しようとするから失敗するのじゃないか。